【医学部合格のポイント】模試の効果的な受け方とは
大学受験生多くは、年に数回模試を受けるのが一般的です。
学校や塾、予備校でも「受験で上手くいくためには模試を受けた方が良い」と言われますが、以下のように思う人もいるのではないでしょうか。
「なぜ模試を受けた方が良いのか?」
「どのような模試を何回くらい受ければ良いかわからない」
「模試を受けるとき注意することは何だろうか?」
この記事では模試を受けるメリット、模試の種類や受ける頻度、模試を受けるときの注意点を詳しく解説します。
この記事を読めば、効果的な模試の受け方がわかります。
ぜひこれから模試を受ける際の参考にしてみてください。
▼目次
医学部受験で模試を受けるメリット
模試を受けるメリットは、以下のようなものがあります。
自分の学力レベルが分かる
模試の成績表では偏差値、合格可能性の判定、全国順位などが分かります。
それらを見ることで受験生の中での自分の立ち位置がわかり、志望校までの距離を測ることができます。
また自分の得意分野だけでなく、なかなか気づけない自分の弱点を発見することができ、受験までに苦手を克服できる機会にもなります。
受験の雰囲気に慣れることができる
模試では普段勉強している時とは違い、広い受験会場で大勢の受験生と一緒に問題を解くことができます。
模試で緊張感を味わっておくことで、本番で緊張しすぎることなく力を発揮できるようになります。
問題を解くときの時間配分を練習できる
本番で問題を解くときの時間配分が上手くいかないと、受験で合格を掴むのは難しいです。
しかし時間配分は、一朝一夕で身につくものではありません。
何回も模試を受けて練習していく中で、自分なりの解き進め方が見つかっていきます。
その後の学習指針が明確になる
模試では自分の現在の学力や弱点を把握することができます。
そのため、志望校に合格するためには何が足りないかが分かり、今後の具体的な学習指針を立てることができます。
数学にもっと力を入れた方が良い、英語は完成してきているからそこまで必死にならなくてもいいなど、勉強のバランスを適切にすることも合格の近道です。
どのような模試を何回受けるべき?
模試には様々な種類があり、難易度や受験者数、受験する生徒のレベルなどがそれぞれ異なります。
漫然と模試を受けるのではなく、それらを考慮して受ける模試を選ぶことが大切です。
共通テスト対策の模試
医学科の場合、共通テストで高得点を取ることが合格のためには必須です。
そのため、他の学部に比べて共通テストの重要度が高いです。
共通テスト形式に慣れるために、多めに受験しましょう。
毎年多くの予備校が実施していますが、受験する人数が多い模試を選ぶのがおすすめです。
受験する回数は年3=4回受けるのが良いでしょう。
共通テストと同じ形式の模試を定期的に受けることで、基礎学力のチェックと共通テストの時間配分の練習をすることができます。
全国模試
全国の受験生が多く受ける記述模試です。
大手予備校の多くが実施しており、幅広い学力レベルの受験生が受けます。
全国模試を受けることで、全国の受験生の中での自分のレベルを知ることができます。
標準レベルと、やや難しめの難易度の模試があります。
受験する回数は、少なくても年2~3回は受けるのがおすすめです。
定期的に受けることで、基礎が固まっているかの確認と、他の受験生と比べた自分の位置を客観的に知ることができます。
医学部以外を志望している人も多く受けるので、まだ志望学部が確定していなくてこれから変える可能性がある人は受けておいた方が良いでしょう。
医学部模試
医学部の受験生だけが受ける模試です。
他の模試と比べて、自分と同じ医学部を志望している受験生が集中して受験します。
そのため、医学部受験生の中での自分のレベルをより正確に把握することができます。
回数は、年2〜3回受けるのがおすすめです。
医学部はレベルの高い受験生が多く受けるので、医学部模試の難易度も高めです。
難しい問題を制限時間内に解く練習と、志望校までの距離を正確に測ることができます。
模試を受けるときの注意点
模試を受けるときに注意すべき点は、具体的に以下のものがあります。
行きたいと思っている志望校をできるだけ多く書く
志望校の欄にはなるべく多くの大学を書くのがおすすめです。
しかし同じレベルの学校を何個も書くのではなく、少しずつレベルの違う学校を志望校にするのがおすすめです。
そうすることで、どの大学までは受かりそうだけど、どの大学からはもう少し頑張らないといけない、というように自分の学力レベルをより正確に知ることができます。
本番を意識して緊張感を持って受ける
模試だからといって適当に受けるのではなく、模試でも本願のように緊張感を持って受けることで、本番でも緊張しすぎることを防げます。
本番で落ち着いて解くことができれば、自分の力を十分に発揮でき合格できる可能性が上がります。
模試を利用して受験の雰囲気に慣れておきましょう。
時間配分を意識する
普段と同じように時間を意識しないで解くのではなく、時間配分を意識して受けるようにしましょう。
時間配分はすぐに身につくものではないので、模試を受ける中で練習していきましょう。
模試で練習をしておけば、本番でも焦らずに冷静に対処することができます。
自分の答えをメモしておく
模試を受けた後に自己採点をする必要があります。
その時に自分が書いた答えがわからないと、採点ができません。
答えをメモしていないと自分が出来た問題と出来なかった問題を把握することができないので、復習の効率が落ちてしまいます。
まとめ
この記事では模試を受けるメリット、模試の種類と受けるべき回数、そして受験時の注意点について解説しました。
ただ受けるだけではなく、目的を明確にして受験し、よく復習して学力の向上に繋げることが大事です。
今後の模試の予定を確認し、自分の志望校や学力から、どの模試をいつ受けるか計画を立ててみましょう。