医者になりたい中学生に必要な偏差値目安【医学部合格に向けてどんな勉強をしていけばいい?】
医者は、1つの行動や判断が人の命に関わる職業なので、正しい知識や技術、姿勢を身につける必要があります。
しかし、中学生からそういった医学に特化した本格的な知識や技術を身につけることはできません。
そのため、中学生の間は今学んでいることと向き合い、医学部受験に向けて偏差値を上げていくことが賢明です。
そして、勉強するにあたって目標となる中学生の段階で必要な偏差値を知っておくことが、モチベーションを維持するためにも非常に重要です。
そこで今回は、医者になりたい中学生に必要な偏差値の目安について解説します。
また、具体的な勉強方法も紹介するので、医学部を目指している人は是非参考にしてみてください。
▼目次
偏差値とは
志望校探しや模試などで「偏差値」という言葉が多く出てきますが、正しく理解している人はあまり多くありません。
そこでまずは、偏差値とは何かについて解説していきます。
そもそも偏差値とは、模試やテストを受けた集団の中での自分の位置を把握するための数値です。
偏差値50が平均点であり、偏差値50を下回る場合は、集団の中では下位グループ、上回る場合は上位グループということになります。
しかし、先ほども説明した通り、偏差値は「集団の中での位置を表すもの」です。
そのため、レベルの高い模試を受けたときと、校内実力テストを受けたときの偏差値は全く違うものになります。
さらに、同じ模試であっても、受ける時期や受験人数、受験する学生の学力は変化するので、偏差値で学力のすべてがわかると思ってはいけません。
医者になりたい中学生の偏差値目安
偏差値67以上あればひとまず安心◎
中学生の時点で偏差値67以上あればひとまず安心と言っていいでしょう。
この数字は「医学部合格者数高校ランキング」に入っている高校の偏差値の平均となります。
非常に高い偏差値だと感じる人も多いかと思います。
しかし、各科目の基礎をしっかりと固め、日々継続的に勉強していれば届かない数字ではありません。
また、医学部合格者を多数輩出している高校であっても、全員が医学部に合格できるわけではありません。
そのため、入学するために努力することはもちろんですが、入学後も並々ならぬ努力が必要となるのです。
偏差値67を切る場合は努力が必須
偏差値67を切る人はこれから人一倍努力することが求められます。
この数字は「医学部合格者数高校ランキング」に入っている高校の最低偏差値です。
偏差値60台でも非常に高い偏差値ではありますが、医者を目指すのであればさらに高い偏差値が求められます。
先ほども述べた通り、すべての科目の基礎を固め継続的に勉強すればこの壁を超えることができます。
また、高い偏差値をあげることは困難を極めますが、低い偏差値はきちんと勉強すれば上がりやすいものです。
そのため、現状の偏差値に絶望することなく、今日からコツコツと継続的に勉強しましょう!
大学受験で必要な知識の土台は小学・中学内容!
ここまで具体的な偏差値について紹介しましたが、今後の学力の伸びを考えても、小中学生で学んだことは非常に重要です。
なぜなら、小学校や中学校で習ったことは、すべての土台となる知識だからです。
これらを正しく理解できていなかったり、抜け漏れがあれば高校内容や大学受験の勉強で大きな躓きとなってしまいます。
そのため、「簡単だから大丈夫」「それなりの偏差値があるから問題なし!」と思うのではなく、何度でも反復して演習することをオススメします。
医学部合格を目指す中学生におすすめの学習方法
中高一貫校に進学する
医学部合格を目指す中学生におすすめの学習方法の1つが「中高一貫校へ進学すること」です。
中高一貫校というのは、中学受験を突破し中学でも一定の成績を修めることができていれば、エスカレーター式で高校に入学することができる学校です。
「中学受験」と聞くと、「賢い人が受けるもの」「お金持ちの家じゃないと無理」と思うかもしれません。
しかし、中高一貫校に入学できれば、医者を目指すにあたって非常に有利になります。
それは、高校受験がないため6年間かけて医学部受験に向けて勉強・対策ができるからです。
通常の中学校に通っていれば、当たり前のことではありますが、必ず高校受験が必要となり、受験勉強をする時間や労力が必要となります。
しかし、中高一貫校では6年間でカリキュラムが組まれているため、高校受験を受ける必要がないことはもちろん、中学校や高校での学習内容を早く終わらせ、大学受験のために多くの時間を割くことができるのです。
医学部専門予備校に通う
「医学部専門予備校に通う」ことも1つの方法です。
医学部専門予備校というのは他の予備校とは違い、通っている学生全員が医学部を目指し日々努力しています。
そのため、互いに競争心が芽生え、高め合える環境です。
また、講師陣も医学部受験に特化しているため、医学部受験に必要な知識やスキルを無駄なく効率よく学ぶことができます。
医学部専門の家庭教師を利用する
周り視線や友達の成績などを気にしてしまう人には「医学部専門の家庭教師を利用する」ことが非常におすすめです。
先ほども紹介した通り、中高一貫校や医学部専門予備校では、日々競い合って勉強することになります。
しかし、医学部専門の家庭教師であれば、完全マンツーマン指導のため、周りの状況に心が揺さぶられたりすることはありません。
また、医学部専門の家庭教師は、医学部専門予備校の講師と同様に、医学部受験に特化しているので、指導力は抜群です。
周りと高め合うことでモチベーションを維持できる人もいれば、1人でコツコツと勉強した方が集中できるという人がいます。
これは完全に個人の好みや性格の問題ですが、自分に最適な学習環境を選ぶように心掛けましょう。
まとめ
今回は、医者になりたい中学生に必要な偏差値の目安や具体的な勉強方法について解説しました。
医者になるためには中学生の頃から非常に高い偏差値が求められます。
しかし、現状その偏差値に到達していないからと言って、諦める必要はありません。
なぜなら、中学3年生であっても、医者への入り口となる大学受験までは3年の期間があるからです。
この期間を短いと感じる人もいるかもしれませんが、3年間毎日欠かさず、継続的に勉強できれば、偏差値は上がっていきます。
「医者になりたい」「医者になって○○を実現したい」などの目標を明確に持ち、日々諦めることなく継続的に勉強し続けましょう!