医者になるには高校選びも重要!【私立・公立はどちらがおすすめ?】
医者になるまでにはたくさんの高い壁が待ち構えており、乗り越える必要があります。
そして、その壁を乗り越えるために必要なことの1つが「正しい選択」をすることです。
しかし、正しい選択というのは1つではなく、1人ひとりに適切な選択肢があるもので、様々な情報を得た上で選択するということが重要となります。
そして、医者になるためには高校選びが大きなターニングポイントとなり、正しい選択をする必要があります。
そこで今回は医者になるための高校選びについて紹介します。
公立と私立のメリット・デメリットも解説するので、高校選びに迷っている人は参考にしてみてください!
▼目次
医者になるまでの流れ
医学部合格が医者になるための第一歩
医者になるためにまず必要な第一歩は「医学部合格」です。
どの大学の医学部であっても、他の学部と比べ偏差値が圧倒的に高いことが多く、合格するためには並々ならぬ努力が必要です。
また、合格したからと言って安心できるわけではありません。
医学部では、他の学部とは違い6年間勉強する必要があります。
そのため、合格後も6年間という長い期間、継続的に努力し続ける必要があるのです。
医師国家試験の受験・合格
医学部の卒業見込みがあると判断されれば、「医師国家試験の受験」が待ち構えています。
医師国家試験は、合格率が90%以上のため大学でしっかりと勉強していれば問題なく合格できる試験です。
しかし、この試験に合格することができなければ、医師として医療現場に立つことはできないので、生半可な気持ちで挑めるものではありません。
2年の臨床研修が終了すれば1人前の医者!
医師国家試験を合格することができたら、次は「臨床研修」です。
この臨床研修では、研修医として様々な診療科目の現場を経験します。
期間は2年間で、実践の場で必要な知識やスキルを身につけることができます。
そして、2年間の研修を乗り越えることができれば、無事一人前の医者になることができるのです。
医学部合格を目指す人の高校選びのポイント3つ
医学部への進学実績があるか
医学部合格を目指す人の高校選びのポイントの1つ目は「医学部への進学実績があるか」です。
医学部の合格実績があるかを見ると、その高校に「生徒を医学部に合格させられる指導力がある」かがわかります。
特に複数の合格者を輩出している場合は、医学部に特化した指導ができる教員が在籍している可能性があります。
ただ、予備校や塾に通って医学部合格をつかみ取る学生も少なくないので、必ずしも実績がある高校に行くべきだというわけではありません。
医学部への進学に特化したコースがあるか
2つ目のポイントは「医学部への進学に特化したコースがあるか」です。
私立高校が主にはなりますが、医学部進学に特化したコースやクラスを設けている高校があります。
医学部受験に特化した勉強を積極的にしたいと考えている人には特におすすめです。
医学部を目指す仲間と出会い高め合えることはもちろん、医学部受験に特化した指導を行える教員の授業を受けることができます。
学校のホームページを見れば確かめられるので、興味のある人は一度調べてみてください!
内部進学・推薦などが受けやすい環境か
そして最後のポイントが「内部進学・推薦などが受けやすい環境か」です。
これは大学の附属高校であるか、大学との連携をしているかということです。
また、大学附属高校であっても医学部への内部進学枠がなかったり、大学附属高校でないけれど連携しているため推薦枠があるなどの場合もあるので情報収集が重要です。
しかし、ネットでの情報収集には限界があるので、オープンキャンパスや入試対策イベントなどに足を運び、教員から直接情報を引き出すようにしましょう。
私立高校・公立高校のメリット・デメリット
私立高校のメリット・デメリット
医学部を目指すにあたって、私立高校に通う大きなメリットは「授業進度が速い」ことです。
授業進度が速いだけでは、ついていけなくなってしまうなどのデメリットと思われるかもしれません。
しかし、授業進度が速いということは、学校内容が早い段階で終わり、受験対策に多くの時間を使うことができるのです。
他にも私立高校は公立高校と比べ、教員のレベルが高くわかりやすい授業を受けられることもメリットです。
また、医学部進学専門コースなどがあれば、意識が高く同じ志を持った仲間と出会うことができます。
デメリットとしては、やはり「学費」です。
私立高校の学費は公立高校と比べ、2倍を超えるほどの学費が必要となります。
また、大学受験が近づくと塾に通い始める可能性なども考えると、多額の費用がかかります。
そのため、家庭の経済状況を考慮・相談の上で選択する必要があります。
公立高校のメリット・デメリット
医学部を目指すにあたって、私立高校に通う大きなメリットは「学費の安さ」ことです。
勉強にはあまり関係のないことかもしれませんが、医学部に入学すると国公立・私立にもよりますが、多額の学費が必要となります。
学費の安い公立高校に通い、将来のためにお金を残しておくということも大切なことです。
公立高校に通うデメリットとしては、「受験対策が満足にできない」ということです。
公立高校では、私立高校のように速いスピードで学校内容が終わるということはなく、受験対策の時間自体が非常に少なくなります。
さらに、受験対策を授業で扱うとしても、共通テストや周辺地域の人気大学の過去問題を扱うことが多いです。
そのため、医学部に特化した受験対策は、満足にできないでしょう。
しかし、学習塾や家庭教師を利用することによって、受験対策はできるので、「学校では基礎基本を固める」「塾では受験対策をする」というように上手く頭を切り替えるといいかもしれません。
まとめ
今回は医者になるため流れや公立と私立のメリット・デメリット紹介しました。
冒頭でも述べた通り、正しい選択は人それぞれであり、「周りがやっているから絶対に正しい」ということではありません。
そのため、周りの意見や根拠のない情報に惑わされず、自分自身が「正しい」と思う選択をしましょう。
また、どんな選択肢を選んでも、その選択肢を正解にできるのはあなたの努力次第です。
「医者になりたい」「○○を達成したい」など明確な目標を持った上で、自分自身が正解だと思う選択肢選びましょう!