医学部受験の面接時の服装はスーツ?身だしなみや言葉遣いについても解説
医学部受験では「面接」が実施されており、学力テストだけでは入学することはできません。
そこで今回は、医学部受験の面接時における対策や服装について解説します。
服装や身だしなみには、人柄が現れ、第一印象にもつながるため、どのような服装で挑めばよいかわからないという方はぜひ参考にしてみてください。
▼目次
- ・医学部受験の面接では何を見られている?
- ・医学部受験の面接時の服装【現役生は原則制服】
- ・医学部受験の面接時の服装【浪人生・社会人はスーツがベター】
- ・医学部受験の面接時の身だしなみ
- ・医学部受験の面接では言葉遣いにも注意
- ・まとめ
医学部受験の面接では何を見られている?
医学部受験の面接対策では、「医師を目指す思い」や「志望動機」などに力を入れている人も多いかもしれません。
しかし、そういったことと同じくらい見られているのが「この学生は、医師としての適性や素質があるか」というところです。
そして、適性や素質を判断されるのは、質問に対する回答はもちろんですが、「適切な服装や言葉遣いができているか」「面接中の態度はどうか」「どういった性格・人柄か」などの、質問に関係のない部分なのです。
そのため、面接中に受け答えがきちんとできていたとしても、服装が不適切であったり、正しい言葉遣いができていなかったりすると、評価に悪影響を与えてしまう可能性があります。
医学部受験の面接時の服装【現役生は原則制服】
医学部受験の面接時の服装ですが、現役生であれば必ず制服を着るようにしましょう。
また、制服を着れば良いということではなく、自分の身体に合ったサイズのものを正しく切ることが大切です。
女性であれば「スカート丈が短くないか」、男性であれば「ネクタイが曲がっていないか」などは、面接前に必ず確認しておきましょう。
制服がない高校に通っている現役生については、スーツを着用しましょう。
男性の場合は、黒や紺色の控えめな色のスーツに、白いワイシャツ、派手過ぎない色や柄のネクタイを選びましょう。
また、靴は必ず革靴を履き、面接前は汚れていないかしっかりと確認することが大切です。
女性の場合も、黒か紺色のスーツを選び、白色のワイシャツを着ましょう。
スカートはひざ下くらいになるように調整し、ストッキングは自分の肌に馴染む色を選ぶのがおすすめです。
また、パンプスは黒色でヒールの高さは3cmほどの無難です。
医学部受験の面接時の服装【浪人生・社会人はスーツがベター】
浪人生や社会人の方は、スーツを着用しましょう。
社会人の方であれば、これまで仕事で着ていたスーツで構いませんが、あまりにも派手なものは印象が悪くなってしまう可能性があるので、できる限り落ち着いたものを選びましょう。
また、就職活動で使用したリクルートスーツでも問題ありません。
ただ、サイズが合わなくなってしまっている場合は、あまり印象が良くないので、自分の身体に合ったものを新調した方が良いでしょう。
医学部受験の面接時の身だしなみ
医学部受験の面接時は、服装以外にも気を配らなければいけない身だしなみのポイントがあります。
男性が気を付けるべきポイント
まずは「髪型」です。
髪型が乱れてしまっていると、全体的に清潔感が損なわれてしまうので、必ず面接前に確認する必要があります。
「前髪が顔にかかっていないか」、「耳が見えるか」、「髪型が乱れていないか」などを確認しましょう。
また、「髪色」については、地毛や黒髪でないといけないというわけではありませんが、派手過ぎると清潔感が損なわれてしまうので、黒に近い髪色に染めなおすようにしましょう。
また「靴」も重要です。
靴に泥や汚れがついていると不潔な印象を与えてしまいます。
ほかにも、「ひげ」の処理が雑になっていたり、「爪」が必要以上に長いと、清潔感がなくなってしまうので注意しましょう。
面接直前で、身だしなみを整えられるように、髪をとかすための櫛や靴の汚れを落とすためのティッシュやウェットティッシュなどを持っていると非常に便利です。
女性が気を付けるべきポイント
「髪型」は、肩よりも髪が長い場合は、後れ毛などは出さずに1つにきちんと結んでおきましょう。
また、前髪が顔にかかる場合は、しっかりと分けてピンでとめておくようにしましょう。
「髪色」は、男性と同様、黒に近い色が最も清潔感があります。
また、「メイク」については、派手過ぎるものは避け、必要以上にメイクはせずナチュラルな印象になるように心掛けましょう。
「靴」は男性と同様に、綺麗な状態を保っておくことが必須です。
また、パンプスはサイズがあっていないと脱げやすいので、当日までに履きなれておくと良いでしょう。
また、「爪」は、ネイルなどはせず、清潔感のある長さに切りそろえておきましょう。
女性の場合は、ストッキングが断線してしまうことがあるので、予備のストッキングを持ち歩いておくと安心です。
また、男性と同様に、櫛やティッシュ、ウェットティッシュを持っておくと、面接直前の身だしなみチェックをする際に役立ちます。
医学部受験の面接では言葉遣いにも注意
服装や身だしなみが整っていても、正しい言葉遣いができていないと印象が悪くなってしまう可能性があります。
そこでここからは、医学部受験の面接で気をつけたい言葉遣いについて2つのポイントにわけて解説します。
語尾は「です」「ます」
1つ目のポイントは、「語尾を「です」「ます」にする」ことです。
これは基本中の基本ですが、友人と話すかのようにため口になってしまっていたり、「っす」のように語尾が乱れてしまっていたりすると、印象が悪くなってしまいます。
そのため、最低限のマナーとして、語尾は「です」「ます」をつけて話すようにしましょう。
また、余裕のある人は、尊敬語・謙譲語・丁寧語の正しい使い分けができるように復習をしておくようにしましょう。
家族の呼び方
2つ目は「家族の呼び方」です。
日常会話で家族のことを話す時は、「お母さん」「お父さん」「おばあちゃん」「おじいちゃん」などというような呼び方をしていると思います。
しかし、この呼び方を面接でしてしまうと、幼い印象になってしまうので、「母」「父」「祖母」「祖父」というように呼ぶようにしましょう。
また、面接の中で友人の名前を出す時は、あだ名や下の名前で呼ぶのではなく、「友人の○○(苗字)さん」という風に呼ぶのが適切です。
まとめ
今回は、医学部受験の面接時における服装について解説しました。
医者という仕事は、高い技術や専門的な知識も必要ですが、何よりも「人の命を救いたい」という強い思いや患者さんから信頼される人柄であることが大切です。
そのため、医学部受験の面接時には、自分の思いや人柄を伝えることはもちろん、服装にもきちんと気を配り、好印象を与えられるよう、意識しましょう。