浪人して医学部受験するときの費用内訳・相場【節約する方法とは?】 | 医学部を目指すならアズメディ

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浪人して医学部受験するときの費用内訳・相場【節約する方法とは?】

医学部受験では、勉強をしなければならない教科が多かったり、難易度が高い問題を解かなければならなかったりするなどの理由から、受験勉強の時間が足りず、浪人することを考えている人も多いのではないでしょうか?

しかし、浪人とは簡単にできるものではなく、お金がかかるものです。

そこで本記事では、医学部受験に挑むために浪人をする場合の費用の相場について解説します。

費用の節約方法についても紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

▼目次

医学部受験で浪人したときにかかる費用

まずは、医学部受験で浪人したときにかかる費用について、1年間浪人した場合と2年以上浪人した場合の2つのパターンで解説します。

医学部受験のために浪人しようと考えている方は、ぜひ参考にしてみください。

1年間の浪人でかかる費用

1年間、浪人することでかかる費用は、200万円から500万円といわれています。

費用の内訳については後ほど詳しく説明しますが、費用にこれほど大きな幅が出る理由は、通う予備校によって学費や教材費が大きく異なるからです。

また、予備校の近くに住んで勉強に打ち込む場合は、寮費や生活費などもかかるので、どのような生活スタイルで浪人するかによって、かかる費用は大きく異なるのです。

2年以上浪人する場合

1年間にかかる費用を200万円から500万円とすると、2年以上浪人をする場合の費用は以下の通りです。

  • 2年間:400万円から1000万円
  • 3年間:600万円から1500万円
  • 5年間:1000万円から2500万円

医学部は入学後の学費で膨大なお金がかかることは知られていますが、医学部に合格するまでに数年間浪人をするのであれば、学費以上にお金がかかることもあるのです。

浪人して医学部受験するときの費用内訳・相場

さきほどは、年数ごとの費用について解説しましたが、そもそも浪人をするとどういった部分でお金がかかるのでしょうか。

そこでここからは、浪人して医学部を受験する時の費用の内訳と相場について解説します。

どういったことにどのくらいのお金がかかるのかイメージができていない人は、ぜひ一度目を通してみてください。

予備校代

予備校代とは、通う予備校によって、金額が大きく異なります。

医学部に特化していない大手予備校などであれば、1年でかかる費用は50万円以上100万円未満ほどの金額になります。

一方で、医学部に特化した予備校や個別指導の予備校などであれば、1年間でかかる費用は100万円を優に超えます。

また、予備校に入会すだけでも入会費として10万円程のお金が必要となったり、夏期講習や冬期講習などの特別講習費用が追加で必要になったりするなど、予備校に通うだけでも膨大な費用がかかることを知っておきましょう。

教材代

予備校に通う場合は、予備校代に教材代が含まれている場合もありますが、別で購入する必要がある場合もあります。

参考書や問題集は、1冊2,000円程度のものが多いですが、私大医学部志望であっても、英語・数学・理科2科目の4科目が試験科目となるため、1科目5冊の参考書や問題集を買うとすると、2,000円かける20冊となり、40,000円のお金が必要となります。

また、勉強が進むにつれて、教材を変える必要があるため、年間を通して10万円以上の教材代がかかる可能性があります。

さらに、国公立医学部を目指している場合は、受験科目が多くなるため、必要となる参考書や問題集も増え、教材代も高額になります。

模試や入試の受験料

浪人中は、様々な模試を受けて、自分の実力を明確に把握しておく必要があるため、模試の受験料もかかります。

模試の受験料は、5,000円から10,000円程である場合が多いので、年間に10回模試を受けるとすると、5万円から10万円程になります。

また、入試を受けるための受験料も必要です。

共通テストの受験料は18,000円、国公立の二次試験は17,000円、私立大学の医学部では60,000円となっているため、いくつもの大学を受験する場合は、受験料だけでも非常に多くのお金がかかることもあります。

寮費・家賃・生活費

予備校に併設される寮や予備校の近くの賃貸に住んで浪人をする場合は、寮費や家賃、生活費がかかります。

賃貸の場合は、どのような物件を借りるか、どのような生活をするかによって、かかる費用が異なりますが、家賃5万円の家で月10万円の生活費がかかるという場合、年間で180万円もの費用がかかります。

また、予備校の寮で暮らす場合の1年間の費用の相場は、200万円から300万円といわれています。

賃貸に住むよりも費用がかかっているように見えますが、家電などを揃える費用や賃貸契約の敷金・礼金などが不要なので、寮で生活する方が節約になる場合もあります。

医学部受験の費用を節約するコツ

ここまでの解説で、医学部を目指して浪人する場合にかかるか費用を知り、驚いた人も多いのではないでしょうか。

しかし、制度を利用したり、勉強や生活スタイルを変えたりすることによって、お金を節約することもできます。

節約のコツは以下の通りです。

  • ・奨学金を利用する
  • ・特待生制度がある予備校を選ぶ
  • ・実家から予備校に通う
  • ・受験する大学を絞る

奨学金は二浪まで借りることができるので、金銭的な負担を軽減させるために活用すると良いでしょう。

ただし、将来的に返済しなければならないことはきちんと頭に入れておきましょう。

予備校の特待生制度は、成績優秀者に学費が返金されるという制度なので、学力や成績に自信のある人は、特待生制度のある予備校を選ぶと費用の節約になるでしょう。

また、お金がかかるからといって、独学で勉強しようとすることを考える人もいるかもしれません。

しかし、独学で勉強することによって勉強がうまくいかず、何度も浪人してしまうというリスクもあるので、慎重に検討するようにしてください。

まとめ

今回は、医学部受験に挑むために浪人をする場合の費用の相場について解説しました。

どの学部を目指していたとしても、浪人するのであれば塾や予備校に通ったり、問題集やテキストを購入したりすることで、費用は掛かるものです。

しかし、医学部の場合は、塾や予備校の費用が高額であったり、入学後の学費が高額だったりするなど、簡単に浪人すると決められるものではありません。

そのため、浪人をするのであれば、どれくらいの費用がかかるかを把握した上で、本当にそれだけのお金を払ってまで医学部に進学したいのかということを、しっかりと考えるようにしましょう。