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「正誤問題って苦手…」ワナにかからず正解するためのコツ

センター試験や、多くの私立大入試の問題は選択式、マーク式の問題です。
国公立などでの記述式問題でも選択肢から選ぶ形式の問題が出題されます。
このような問題は、必ず選択肢の中に答えがあるという安心感があるためか、意外と間違ってしまうことが多いです。
記述型に比べ平均点も高くなるため、あまり間違えたくないところです。

正誤問題でミスをする原因

「なぜ間違ってしまうんだろう」、「二択まで絞ったのに最後でミスった」、「不安になって答えを変えたら間違ってしまった」…などは誰もが経験があることではないでしょうか?
このようなことが起こってしまう原因は、やはり安心感というか…「ああ、これ答えじゃん」のように軽く選んでしまうことがほとんどでしょう。
問題を作る側としては、選択肢には「正解」、「明らかな間違い」、「わかりにくい間違い(ワナ)」を用意することが多いです。
軽い気持ちで解くと、例えば1番の選択肢などにワナをしかけておくと、後ろの選択肢をきちんと読まずにこれを選んでしまう、まさにワナにひっかかってしまうのです。

正誤問題を解くコツ

選択式の問題はすべて正誤問題といえます。
要するに間違い探しです。
きちんと基礎を身につけておけば、間違いを見つけることは難しくないのです。
「正しいものを選ぶ」問題は、正しいものを見つけるのではありません。
間違いを探して消去するのです。その結果残ったものが正しい答えとなり、根拠をもって答えられたことになります。
試験中は間違っている箇所に線を引くくらいでかまいません。
時間に余裕があれば正しいものに直すと良いでしょう。(復習の時に選択肢を正しい文章などに直す勉強がオススメ!)
このように解いていけば、時間が余って見直しをするときに、確かにこの答えだと納得することができ、見直し効率がアップします。
二択まで絞った問題は、どちらかの間違いをじっくり考えて選べばよいのです。

この方法を確立できれば、マーク型の試験の点数が安定しますし、記述型の問題にも対応しやすくなります。
説明する問題のコツもつかめます。
数学は多少訓練を必要とする問題になってしまいますが、ほとんどの教科にも対応できるやり方ですので、ぜひ試してみてください。

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佐藤智一先生

生物担当
「考える力」を大切に、医学部受験指導を行う。
東京大、東北大をはじめ、数多くの難関医大への合格実績を誇る。