合格率は7%?いろいろなニュースが流れても医学部人気はとまらない? | 医学部を目指すならアズメディ

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合格率は7%?いろいろなニュースが流れても医学部人気はとまらない?

「医学部の定員が増える」「医学部は超難関である」「合格率が10%未満である」など医学部の受験に関するニュースは数多く出ています。

それらに共通しているのは、「やはり合格は難しい」ということです。ではなぜ医学部はこんなにも人気なのでしょうか?

そこにはいくつかの理由がありました。
ここではそんな医学部の人気の秘訣について紹介していきたいと思います。

医学部の倍率が上がるのは当然?

絶対的な安定感の資格である

現在高校生や大学生の保護者世代はちょうどバブルが崩壊して就職氷河期に突入していた時代に就職活動をしていたり、
その波に飲み込まれて倒産や失業を経験している世代です。

こういった世代は「安定した資格」を持っていることの「強さ」を知っています。

そういった観点からすると「医師資格」というのはこれ以上ないほどの「強い資格」です。

受験が困難で授業料が高額になってもその安定感を重視すると人気になるのが当然と言えるでしょう。

政治家や東京に一流企業よりも地方重視の人

偏差値が高い学生であればやはり目指していくのは「東大」という人が多いのですが、東大は政治家や東京の一流企業、京大は研究者、というイメージが残っています。

そうなると地方出身の人がそのまま地方に残って、高い収入を得るには「医師」というのは非常に魅力的な職業ということになります。

また、最近では地方の大学医学部では「地方枠」での入試も行われていますので、地方重視の人にとってはますますそちらが人気となっていくのです。

女性医師の増加

2018年の夏から秋にかけて医学部入試で男性受験者が女性受験者よりも優遇されているというニュースが日本中に広がりました。

実はこれはかなり以前から言われていたことなのですが、それがついに表にでたということになります。

しかしこういったことがありながらも女性医師の数は年々増加しています。

それは医師になってしまえば男女の賃金格差などはありませんし、産休や育休などでブランクが空いた場合、一般企業などでは仕事や人が変わってしまっていることもあり復帰しても以前ほど活躍できないということが多くあります。

ただ、医師の資格を持っているとそれほど給料が下がることなく復帰できることが多くあるのです。

女性が確実に多くの収入を得る手段として「医師」が求められているのです。

少子化と受験戦争の終わり

一人っ子が多くなっているほど少子化が進んでいる日本では当然「一人当たり」にかけられるお金は増加しています。

それが卒業するまでお金のかかる医学部受験を可能としているのです。

医学部受験は医学部に入ってからお金がかかるだけでなく、そのための私立中学や高校の受験、など費用がかかります。

そういったものに通える状況になっているのです。

また、少子化が進んでいるために進学塾や家庭教師業界は「実績」を出して生徒数を確保することに必死です。

その実績が「超難関である医学部」なのです。こうして医学部人気はどんどん加熱していくのです。

医学部に入ることの難しさ

合格率7%とは何のことか?

よく医学部受験において「7%」という数字が出てきます。

これは医学部受験をする生徒が多く受けている河合塾の「全統マーク模試」に関係しています。

私立大学医学部の偏差値が65以上なければ合格が難しいと言われている医学部の状況があるのですが、この偏差値に達するのが全体の「7%」と言われているのです。

もちろんここに入ったから必ず医学部に合格するというわけではありませんが、合格できる圏内にいると言えるでしょう。

医学受験をする学生がまず目指すのがこの「合格圏内の7%」なのです。

医学部合格が一番難しい?

多額の報酬を得られる仕事は基本的になるのが難しいものです。

弁護士や官僚、一流スポーツ選手などはそれに当たります。

しかし医師に関しては「医学部に合格するのが一番難しい」と言われるほど入学してからは難しくはありません。

もちろん医師は国家試験に合格しなければならないのですが、これですら司法試験ほどではなく、医学部でしっかりと勉強していれば合格できるといわれています。

つまり医学部に合格してそのまましっかりと勉強をしていれば、医師になれる可能性も高いのです。

まとめ

少子化から「大学は選ばなければ全員合格する」という時代に突入していますが、医学部だけはまったく関係なく高い難易度を保ったままとなっています。

定員の増加など毎年のように何かしらの変更がある医学部ですが、医学部受験の人気はまず落ちていくことはないでしょう。