一般入試だけじゃない!医学部の推薦入試・AO入試とは | 医学部を目指すならアズメディ

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一般入試だけじゃない!医学部の推薦入試・AO入試とは

少子化が進んでいるということもあって中堅私立大学などでは学生を集めるのに苦労しているというところも出てきています。

しかし医学部は公立、私立問わず高倍率、高偏差値となっており非常に狭い門のままです。

そこで近年増えてきているのが推薦入試、AO入試の枠です。

ここではそういった推薦入試やAO入試について紹介していきたいと思います。。

【医学部入試コラム 目次】

医学部の推薦入試とは

国公立大学の医学部推薦入試について

国公立大学の多くでは公募制推薦という枠が採用されています。
一般入試と比べれば倍率は低くなっていますが、これは決して簡単というわけではありません。
むしろ逆で、国公立大学の推薦入試を受験する資格が成績がA~EのランクのうちAランク、評定平均値では4.3~4.5ほどが求められているのです。
つまり受験資格を得ることができている生徒が少ないために倍率が低くなっているのです。

もちろん資格を得た上で行われる入試は同じように資格を得てきた優秀な生徒たちと争うことになります。
そう考えればかなり厳しい入試になっていると言えます。

また、地方の大学では近年「地域枠」と呼ばれる推薦入試が行われています。
これは高額になる授業料を奨学金という形で負担してくれ、卒業後にその地域で一定期間勤務することを条件に返済しなくても良いというものです。
うまく利用できれば数百万~数千万円のお金を返済しなくても良いということになりますので、近年人気となってきている入試方法です。

こういった国公立大学の推薦入試では学科試験、小論文、面接などさまざまな試験が行われます。
特に面接は医師としての適性を見られるものが多く、しっかり面接対策を行っていなければいけません。
大学によって採用している試験が違いますので、まずはどういった試験が行われるのかを調べていきましょう。

私立大学の医学部推薦入試について

私立大学の推薦入試の受験資格は国公立大学よりは低めに設定されています。
しかしそれでも評定平均値4以上が必要になるということが多く、決して簡単ではありません。
通っている高校によっては指定校推薦の枠が用意されることもありますが、あったとしても1~2名ほどの枠ですので、まずは高校内での競争に打ち勝つ必要があります。
地域枠に関しては国公立と同様のシステムになりますが、特に面接が重視される傾向があります。

都市部に住んでいる学生が地方の大学を受験する場合などは「なぜこの大学を選んだのか」という基本的な質問の他に、その大学自体についての質問、その地方についての質問がされる場合があります。
前もって調べて説明できる状態にしておかなければ面接でつまづくことになるでしょう。

公募制推薦では基本となる英語、数学、理科を中心に入試が行われています。
大学によっては国語や社会が入ってくることもありますので、受験しようとしている大学の入試科目を必ず調べておきましょう。
ここではマークシート方式よりも記述式の問題が多く、相応の実力が求められることになります。

医学部推薦入試で有利になるには

推薦入試ではまず評定が必要となります。
これは高校1年生からの平均値で出されますので、高校に入った時点から評定を整えておく必要があります。
受験が近づいてきてから焦ってもどうしようもありません。
また、推薦入試の内容については公表されていない部分もあるためにオープンキャンパスなどに参加する、医学部の推薦入試に詳しい家庭教師や予備校を利用するという必要があります。

そして指定校推薦入試に合格した場合は入学辞退することはできません。
指定校推薦は学校と学校の信頼によって成り立っている入試制度です。
不手際や不祥事があった場合は翌年から枠が取り消される場合もあります。
そのため合格した場合は必ずそこに通う必要がありますので、受験する際に注意しておきましょう。

医学部のAO入試とは

そもそもAO入試とは

AO入試は近年増加してきている入試方式で、かなり従来のものより特殊になっています。
大学によっては学科試験が行われずに面接や小論文のみで合格判定が出されるということもあります。
試験官も大学の教授などではなく、事務員や広報の人である場合もあります。
評定平均値やオープンキャンパスに参加することで受験資格が与えられることもあります。
とにかく学校によって必要となるものが違っているために十分に調べておく必要がある入試です。

医学部のAO入試とは

AO入試は大学医学部ではそれほど普及はしていません。
国公立で10校ほど、私立では2校ほどのみです。

推薦入試よりも内容については公表されていないことが多く、具体的に合格基準を公表している大学は
ほとんどありません。
ただし、さまざまな観点から予測されているポイントとしては、

  • ・大学が求めている学生像に合っているかどうか
  • ・センター試験で高得点がとれる学力があるかどうか
  • ・面接、小論文、グループディスカッションなどで高評価がとれるようなコミュニケーション能力や自己表現力があるかどうか

が必要だと言われています。

まとめ

かなり昔は入試と言えば一般入試が基本でしたが、最近は推薦入試やAO入試などさまざまな方式が採用
されています。
もちろん学力などの地力は必要となりますが、色々な方式があるということを知った上で、それを
うまく利用していくのも合格への道と言えるかもしれません。