医学部入試コラム の記事一覧 | ページ 7 / 10 | 医学部受験専門のプロ家庭教師アズメディ

医学部受験専門のプロ家庭教師アズメディ

医学部対策 理科は先取りが必要?

医学部を目指す受験生にとって大きな壁となるのが「理科」の科目です。
科目としても覚える量が多いことに加えて、本格的に勉強を行う高校三年生になった時点では学校でまだすべての範囲が終わっていないということも多いからです。

医学部を受ける以上、国立私立関係なく理科は避けては通れません。
そこでここでは理科の先取り学習について紹介していきたいと思います。
(さらに…)

医学部のインターネット出願を解説します

最近大学では手続きの簡略化、迅速化のためにネット出願が増加してきています。

もちろん従来通りの紙媒体のみを受け付けている大学もありますし、紙媒体とネット出願を併用している大学、ネット出願のみという大学もあります。

これは医学部でも同様で、それぞれの大学の医学部でもネット出願は増加中です。

そこでここでは「医学部のインターネット出願」について紹介していきたいと思います。
(さらに…)

【2019年】私立医学部入試スケジュールを振りかえり

2019年度の医学部入試が終了していくなかで今年度の入試の振りかえりをしていく中で医学部入試日程を組む際に重要なポイントを紹介していきたいと思います。
ただし入試日程は変更されていることもあります。
必ず受験校の日程は各大学が公表しているものを確認するようにしておきましょう。
(さらに…)

私立医学部にサラリーマン家庭からでも通える?医学部学費ランキング

私立大学の医学部と言えば「授業料が高額」というのが一般的な認識です。
普通のサラリーマンの家庭の収入ではとても払えるというものではない、とまで言われています。
しかしこれは半分は正解で半分は間違いです。

実際にサラリーマンの家庭でも子どもが医学部に通っている家庭はあります。
そこでここでは実際の医学部学費ランキングを紹介していきます。

【医学部入試コラム 目次】

(さらに…)

2018年の医学部受験情報を確認してみよう

現在の医学部状況

医学部の入試は少子化の波に逆らうように倍率が上がり続けています。
現在全国の国公立大学で50大学、私立大学で31大学、防衛医科大学を合わせて82の大学に医学部が設置されています。

全国的な医師不足、特に地方での医師不足が続いていることが問題視され、医学部の入学定員は増加してきています。

2018年度は9419人となっており、ここ10年で1800人ほどの増員となっています。

国公立大学の状況

国公立大学は私立大学よりも授業料が安いということもあってかなりハイレベルな戦いになります。
総じて偏差値が高くなっていて、全統記述模試でも偏差値65以上というのが一つの目安とされています。
首都圏の人気大学では偏差値70以上が必要になります。

また、必ず受けなければいけないセンター試験でも7科目で得点率90%ということが言われています。
センター試験の全体の平均点が60~70%であることを考えるとかなりの厳しさであることがわかります。

そのためには満点を目指していく科目が必要となり、大きく点数を落としてしまうような苦手科目があるのは致命的となります。

5教科7科目の試験を突破していくためにはかなり早い段階からの準備が必要となるでしょう。

二次試験では前期日程で英語、数学、理科に加えて面接が行われるところが多くなっています。
面接対策も必要になりますので、予備校や塾に通っている場合はそちらで面接の練習も行っておきましょう。

後期日程になると総合問題、小論文、学科試験などに面接が加わるのが基本です。

私立大学の状況

私立大学の医学部の場合は国公立大学のようにセンター試験が義務付けられていないためにその対策の負担は減ります。

しかし出題の傾向が大学によってまちまちですので、いくつもの大学を受験しようとしている場合はそれぞれの大学の対策をしなければいけないために負担は大きくなるかもしれません。

基礎問題が重視されるのは国公立大学と同様ですが、それにその大学特有の問題がプラスされるようなイメージで良いでしょう。

2月くらいになると過密日程で入試が行われていきます。
どの順番で受けるのかということをしっかりとシュミレーションしておきましょう。
こちらも全統記述模試で65以上の偏差値を目安にしていくのですが、
国公立大学よりも倍率が高くなりがちです。20~30倍くらいは当たり前で、なかには70倍ほどの倍率になる大学もあります。

入試科目は英語、数学、理科2科目に小論文や面接が加わるのが一般的です。
特に近年高い学力を持ちながら国公立大学に不合格だった学生が私立大学の医学部に流れてきているという現状からますます難易度が上がっていると言われている現状があります。

医学部の入試方式

基本は一般入試なのですが、近年AO入試、推薦入試などが増加傾向にあります。
一般入試でも記述が多い、マーク方式が多いなどの特徴があります。
その大学の入試に対応できるように準備しておきましょう。

また、「条件付き入試」を採用する地方の大学が増えてきているのも特徴的です。
これは大学の医学部を卒業後、その地域の医療機関で数年間勤務するということを条件にした入試制度です。

なかには授業料免除などの特典がついている場合もあります。
これは医療設備、研究設備、勤労報酬が大都市の方が揃っているために医師が集中してしまい、逆に地方では医師不足が起こっているという現状に対して考えられたものです。

そして国公立、私立、入試方式を問わずにほぼ確実に行われるのが面接です。
これは勉強は優秀ではあるものの人間性に問題がある学生などを見極めるもので、この対策がおろそかであったために不合格になる学生が数多くいます。

地方の大学を受験しに行っているのに、その地方のことを何も知らない。
その大学を志望した理由が曖昧である。
最近の医療関係のニュースや時事ネタなどをまったく知らない。

こういった部分が面接でわかってしまうのです。

勉強はもちろんのことですが、医療関係のニュースなどには必ず目を通しておくようにしましょう。
医学部専門の予備校などではそういったニュースも常に発信しています。
信頼できる情報源から正しい情報を集めておくことが重要です。

まとめ

医学部受験を行うにあたって最新で正確な情報を普段から集めておくのは必須です。

ただしインターネットには不確実な情報も載っていることがあります。

医療関係のニュースサイトや、大学が発信している情報、医学部受験専門の予備校の情報など、信頼できる情報源から常に情報を集めておくというクセをつけておくことが、受験を有利に進めていく秘訣です。

医学部受験 合格のためには綿密な計画が必要

医学部受験の競争率を見るとまさに「1点」が明暗を分ける戦いになります。
1点でも多くとるためにはできるだけ早くからの準備と計画が必要になります。

例えば2年生の終わりの3月(春休み含む)~8月(夏休み含む)までに基本問題を徹底的に行い、苦手な分野や単元を克服していきましょう。

この時期に趙難問と呼ばれるような問題に取り組む必要はありません。
とにかくどの教科も基本問題はミスなく解くことができるという状態にすることが何より重要です。

特に国公立大学の医学部を受験する際には苦手科目や苦手単元があるのは致命的になります。
じっくりとこの時期に解きこんでおきましょう。

秋は演習問題を行う

9月~11月ごろにはそれまでに学んだ基礎知識を安定して使うことができるように演習問題に取り組んでいきます。

もし演習問題が解けなかった場合は、それに関連する基礎問題からやり直していきましょう。

余裕があるようであれば志望校の過去問を解き始めても良い時期です。

また、11月には防衛医科大学の一次入試があります。
試験慣れしたいという人はぜひ受験しておきましょう。

12月~受験まで

この時期から新しい問題集などに手を出す必要はありません。
今まで使用してきた問題集をもう一度解きなおしたり確認問題、応用問題をこなしていきましょう。

国公立大学の場合はセンター入試がありますので、そちらの対策を重視することになりますが、1月中旬以降は志望校の傾向と対策に時間をかけるようにしていきましょう。

センター対策は念入りに

国公立大学の医学部を受験する学生にとってセンター試験への準備や対策は非常に重要なものとなります。
センター試験の平均点はだいたい60~70%程度になることが多いのですが、国公立大学の医学部では7科目の平均が90%となっています。
つまり満点か満点に近い正解率でなければ話にならないのです。

どの科目がどれくらい取れているのかという自分の現在地をしっかりと把握して、足りない部分を勉強していく必要があります。
また、本番のセンター入試を見こした準備をしなければなりません。

自分の体調や気力が最高のときに解く「英語」の科目と、本番の日に地歴公民と国語を受験した後で受ける「英語」とまったく同じパフォーマンスが出せるでしょうか?

普段から本番の時間割までを想定して、体の疲労具合などを考慮して準備していかなければならないのです。
時間配分などは当然のことですが、問題の取捨選択も慣れが必要です。

もちろん全科目満点を目指していくのですが、科目によっては解くのに
時間がかかる趙難問が出題されることがあります。
本番にその問題にかかりっきりになってしまっていては時間配分が崩れていきます。
最初に問題を一通り見て、「解く順序」「後回しにする問題」などを素早く判断しなければいけません。

これはいきなりできることではありませんので、準備段階から取り組んでいきましょう。

一日の勉強スケジュールを立てることも大切

全体的な流れを計画的に行うのも重要ですが、一日の過ごし方をしっかりと立てることも重要です。
大学全体の合格者の浪人生の率はだいたい15~20%程度だと言われています。
しかし医学部の浪人生の率は60~70%にまで及んでいます。

これはやはり医学部に必要な勉強量を確保するには浪人生のほうが有利ということが関係しているでしょう。

ただし現役生が合格できないというわけではありません。
学校の授業が終わってから寝るまでをどう計画的に過ごすかが重要です。

誰かと話していた、テレビを見ていた、スマホをいじっていたうちに時間が過ぎてしまったなどというのは論外です。
家で集中して勉強できないようであれば、予備校、塾、図書館などに行きましょう。
決めた時間をどれだけ集中して勉強することができるかが勝負です。

浪人生の場合は現役生よりも時間が自由にあるために余計にスケジュール管理が必要になります。
家でダラダラと問題集を開いている、毎朝気が済むまで寝ている、というのは時間の無駄です。

一日のスケジュールを立てて、それに沿って行動するのです。
自分でうまくそれが組めない場合は予備校や塾の講師の助けを借りましょう。

予備日や息抜きも計画的に

どんな計画もしっかりと実行しなければいけませんが、やはり病気や予想外のトラブルで計画がうまくいかないことがあります。

しかし、それは当たり前のことです。

計画通りに行かなくて、やる気が無くなってしまっタラそもそも計画を立てた意味がありません。

ある程度、予備日や息抜きも計画に盛り込むようにして、計画自体に柔軟性を持たせましょう。

まとめ

医学部の受験は勉強量が多いために時間の使い方、その時期に何をするのか、といったことが重要になります。
必ずスケジュールを立てて、それを守ってしっかりと取り組む。
それができるかどうかが合格できるかどうかを分けるのです。

医学部志望校を決める6つのポイント

全国には82大学(国公立50、私立31、防衛医科大学)に医学部があります。その中のどこを受験するかを選ぶことが重要になってくるのですが、場所や名前だけで選んでは本当に自分に合ったところを選んでいることにはなりません。

ここでは医学部の志望校を決めるためのポイントを紹介していきたいと思います。

(さらに…)

2018年医学部入試の現状

大学の医学部入試は難関であるということは知られていますが、毎年のように定員や倍率が変化していることはしっかりと押さえていないという学生がいます。

最近はメディアでも医学部受験について取り上げられることも多くなっているため、例年以上に変化がある可能性が高いと言えるでしょう。

受験勉強を本格的に始める前にまずは医学部入試の現状を把握しておくことが必要です。ここでは現在の医学部入試について紹介していきたいと思います。

(さらに…)

面接は学科試験のおまけではない!しっかり対策をしよう

面接は学科のおまけではなく得点として加算されるもの

国公立大学、私立大学を問わず医学部の受験では面接が行われるようになっています。
これは学科試験のオマケのようなものではなく、立派に「得点」として計算されるものです。

そのため「点数は取れるけど面接はダメ」という学生はより医学部に合格しにくくなっています。

面接では人間性が見られる

入試や就職試験での面接で見られる点はいくつかありますが、もっとも重要になるのは「人間性」です。

将来医師として勤務したときに、病気になった患者、事故を起こしてけがをした患者に「あなたの責任だ」と言わないかどうか。
看護師や受付、患者など多くの関係者とコミュニケーションをとっていけるかどうか。

これは文字にすると「当たり前だ」というようなことですが、実際にはこれができていない医師は数多くいます。

医学部に合格して医師になる人は小さい時から勉強ができてエリート意識を持っている人もいます。
また、勉強中心の生活をしてきたので世間の一般常識に疎い部分もあります。
コミュニケーション能力が著しく低いということもあるのです。

もちろん大学入試の時点で人間として完成している必要はありませんが、そういった人間性が低すぎるという人を見極めるのが面接の目的の一つです。

そしてこうした人間性はその時だけうまくごまかそうとしても不可能です。
面接官は何人もの学生を見てきています。
心にもないことを面接でベラベラとしゃべっても大抵は見抜かれます。
実際に面接の途中で、偏差値の低い学生を見下す発言をしたり、老人の治療は熱心にする必要はないと発言した受験生が居たようです。

また、中にはアスペルガーである場合もあります。
アスペルガーであったら絶対に医師になってはいけないということはありませんが、周囲とのコミュニケーションが円滑に進むかどうか、周囲の理解は得られるかという問題は出てきます。

面接ではこういったところを重点的に見られますので、その場限りの面接対策などでは対応できません。
とっさの時には隠せずに出てしまうからです。
普段から言葉遣いや受け答えの態度、医療というものに対してどう考えているのかということを考えておきましょう。
これらは学校や医学部用の予備校などで対策を行ってくれることがあります。
そういったものも積極的に利用していきましょう。

基本的な知識や情報は事前に調査しよう

面接は人間性が重視して見られますが、他にも「医療系の一般知識」「時事問題」などは押さえておかなければいけません。
同時に面接である以上、面接時のマナーも必要となります。

まず服装ですが現役生であれば制服、浪人生であれば黒のスーツが一般的です。
当たり前ですが髭は剃り、髪型も清潔感のあるようにしておきます。

そして質問をされていくのですが、「わかりやすく大きな声で答える。
わからないものはわからないと正直に答える」のが基本です。
面接官は現役の医師であったり医療関係者であることがほとんどです。
そういった人たちにその場限りの嘘など通じるわけがありません。

「勉強不足でわかりません。」と正直に答える方が正解です。

面接時によく聞かれる基本的なこととして、
「理想の医師像」「志望する専門科は」「なぜこの大学を選んだのか」
「大学のアドミッションポリシーをどのくらい理解しているか」
「卒業後この地域での勤務を希望しているか」「長所と短所」
「得意科目と苦手科目」などがあります。

また面接にありがちな「最近のニュースやできごとで気になるものは」というものがあります。

これは時事問題をしっかりと理解しているかどうかを聞くものですが、なかには「最近の医療関係のニュースやできごと」に関して質問されることがあります。

ただ知っているかどうかだけでなく、そのできごとについて貴方はどう思うか?と意見を求められることもあります。

そうなると表面的に知識があるだけでは答えることができません。

その対処として普段から医療関係の情報を押さえておく必要があります。
テレビや新聞から直接集めるのも良いでしょう。

ただしインターネットの情報はそのまま信用するのは危険です。

誤った情報が載っていることもありますし、偏って意見が述べられている
ものもあるからです。

あくまでも正しい公平な情報を信用しましょう。

医学部受験用の予備校などに通っている場合はそこで情報を集めるのも良いことです。

常に正しい情報を集め、そのことに対して自分はどう思うかを考える癖を
つけておけば面接で何を聞かれても落ち着いて答えることができるでしょう。

まとめ

最後になりますが、面接時に勘違いしてしまいがちなのが「医学部合格がゴールではない」ということです。
こう思ってしまうと「医学部を志望した理由」を聞かれてもしっかりと答えることができません。
医学部生になるのがゴールではなく、「どんな医師になりたいか」「医師になって何をしたいか」を意識しておくことが重要です。

現在のことで必死にならず、将来を考えて行動、発言をするようにしましょう。