面接・小論文の指導方針
小論文を通じて読解力や説明力、社会問題への関心を審査する
教科の特性
大学が小論文を課しているのは、
①課題の文章や資料を通して、筆者の主張や資料の内容を客観的に読み解く力があること
②出題者の意図を把握したうえで、自分の主張を筋道を立てて説明する力があること
③社会問題についての基礎的な知識があること
以上の3点を審査するためです。
指導方針
まず、形式面に焦点をあて、小論文の基本的な書き方をマスターします。
小論文を書くうえで最も大事なことは、結論に至るまでの論証プロセスに説得力をもたせることです。
採点官を納得させるような説明が求められます。
そして、定期的に担当講師が生徒一人一人の答案を細部に渡って丁寧に添削していきます。
第三者から添削してもらうことで、自分の弱点を客観的に知ることができ、飛躍的に論述力が高まるのです。
一定の論証パターンをマスターしたら、後期からは内容面にシフトし、小論文で頻出のテーマについて体系的に知識をマスターします。
また、毎週のように社会問題のニュースを取り上げたり、ぜひ読んでほしい推薦図書を紹介しながら、常に最新の事情や深い教養に触れていきます。
これにより、AO・推薦入試・編入試験にも対応できるようになります。
AO・推薦入試・編入試験で出題される小論文は、最近の新聞記事を題材としたものや、資質・適性を問うものが多いのです。
したがって、実際の社会のなかで問題となっているニュースを把握したり、書物を通じてさまざまな価値観に触れることが必要です。